「やる気」を引き出す
保護者世代が中・高校生だった頃と比べて、世の中は大きく変化しました。子どもの教育についてもこれまで見てきたように、どんどん変わってきています。わが子が中学校、高校、大学へ進学する頃には、教育システムも含め、社会は今とはさらに違うものになっているでしょう。「周りが中学受験を考えているからうちも」という受動的姿勢ではなく、「わが子が社会に巣立つ10年後はどんな世の中になっているのだろうか?」という見通しを持って教育を考える必要があります。
今後、大学はもっと入学しやすくなる一方、難関と言われる大学や医学部などはより難易度が高くなる可能性もあります。理工系では大学院進学が主流になっています。不景気で低迷していた商学・経済などの学部は復活の兆しがあり、団塊世代の引退で技術継承が叫ばれる工学部にも人気が集まっています。
人気学部を卒業したからといって安定した職業生活が送れる保障はありません。産業構造の変化やグローバル化の進展に伴い、常に安定した企業を探すのは難しいでしょう。
変化の激しい時代に力強く生きていくには、さまざまな状況に対応するためにも、生きること、学ぶことができる「意欲」が必要です。保護者がより長期的な目で世の中を見て、真剣に子どもの教育を考えること、子どもが将来なりたい職業や目標を見出せるような「やる気」を引き出していくこと。それが社会がどう変化しても活躍できる条件につながるのです。

2008年1月25日


























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