社会の変化で働き方が変わる
社会の価値観が多様化する中、生き方や働き方もまた多様化しています。ニートやフリーターにならないためには大学受験に対応した学力だけでなく、将来へ向けてのビジョンや豊かな教養、コミュニケーション能力や人を思いやる心も必要です。その土台を築くのは「意欲」を育てる中高時代にあるのです。
非正規雇用者が増え続ける
高度経済成長期後の日本は一億総中流の安定した社会を経験してきました。しかし世界経済の発展やIT技術の進展などにより、社会は急激な変化を遂げています。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、子どもを持つ保護者の多くが今後の社会情勢は「人々の収入や財産の格差が拡大する」「地域間の格差が拡大する」と考えています(「子どもの将来とキャリア教育・キャリアガイダンスに対する保護者の意識」2007年)。
現実はその不安を先取りしています。例えば企業で働く非正規雇用者の割合は3割を超えています。コスト削減のために正社員を減らす代わりにパートや派遣・契約社員の割合が高まったのです。景気が回復した現在でもその傾向は変わっていません。
正規雇用であっても手当や補助はカットされ、年功序列も崩れました。生涯雇用のサラリーマンはもはやほとんどいなくなり、リストラや倒産、合併などの不安に常にさらされる、将来が保障されない時代になっているのです。
■生涯賃金はこれだけ違う!
■正規・非正規雇用者数および非正規雇用比率の推移
求められるスペシャリスト
では、今後の日本人の働き方はどうなるのでしょうか。非正規雇用の割合は増え、専門資格や技能を持つ「クリエイティブな労働者」と時給単位でマニュアル通りに働く「単純労働者」とに分かれていくと考えられています。
クリエイティブな労働者になるためには専門知識だけでなく、コミュニケーション能力や交渉能力、IT活用力も求められます。海外で活躍するしないにかかわらず英語力も必須になるでしょう。
雇用が流動化しているため、昔なら職場で先輩が教えてくれたマナーやあいさつ、仕事のコツなども自分から進んで学んでいかなくてはなりません。課題を探し、解決する意欲的な態度は大学で学ぶのでは遅すぎます。感性の豊かな中学・高校時代に学校生活を通して身につけるのが最良なのです。
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2008年1月25日 12:42












