ちびっこ向け(幼稚園~小学校低学年)
大切なお子様のために…心の糧を育てよう
『くまとやまねこ』
著者 : 湯本 香樹実
出版社: 河出書房
価格 : 1,365円(税込)
親しい、愛しい者の死。それがどれほどの悲しみをもたらすものなのか、私には、わかりません。
しかし、本書を読むと、ことりを失ったくまの悲しみが、絶望が、ひしひしと伝わります。
その悲しみをいやすものは、ゆっくり流れる時間と、やまねこの優しさです。
この本の人気の秘密は、このやまねこの優しさにクマが癒されたように、読んだ誰もが癒されるからではないでしょうか。
<栄光ゼミナール国語科 田中先生が読んだ感想☆>
子供たちに気づいてほしいのは、人を思いやるということです。
いなくなった者を、過去のこととして忘れる優しさより、忘れない優しさに思いやりを感じました。
やまねこの行動にいろいろな感じ方があると思います。
ご家族で読んで、感想を話し合ってほしい1冊です。
小学生向け(小学校 中・高学年)
ガンバる君の応援ブック
『楽隊のうさぎ』
著者 : 中沢 けい
出版社: 新潮社
価格 : 540円(税込)
小学校の卒業を控え、これから始まる新しい、未知の世界である中学校生活への、皆さんの期待は、ふくらんでいますか。
知らない世界だからこそ、期待をふくらませて飛び込んでほしいものです。
さて、その期待の一つに、部活動はありますか。
本書は、吹奏楽部に入部した男の子の成長を取り上げています。
未来の自分と重ねて、皆さんの成長を疑似体験して、読んでほしいものです。
特に、今、不安を感じている人、それから、吹奏楽部へ入部を考えている人と、そのお母さんには、お薦めです。
<栄光ゼミナール国語科 田中先生が読んだ感想☆>
教師としての自分が読むより、同じ年頃の子供を抱えている親として、読んで楽しみました。
当然、我が子にも読むように薦めました。
今、彼は、陸上部です。進む道を自分で決断し、頑張っています。頑張っている子供たちの話は、若返って、中学生をやり直したいなとわくわくさせる良さがありますね。
中学生向け
脳内映画館~想像力を鍛えよう!
『リヤカーマン』
著者 : 永瀬 忠志
出版社: 毎日新聞社
価格 : 1,365円(税込)
地球1周は4万キロだそうです。地球儀を回したところで、全く想像がつきません。
そこで、想像力を養い、地球の広さを体験するために、この本を薦めます。
永瀬さんは、1975年、19歳の時に、リヤカーに荷物を積み込んで日本縦断を成し遂げました。
それをきっかけに、30年、世界各地を歩きました。
この本は、南米大陸、そして、地球2周目に入る日本縦断の話です。
旅の苦労と喜びをかみしめて、地球の広さを『体験』していて下さい。
<栄光ゼミナール国語科 田中先生が読んだ感想☆>
永瀬さんの本に初めて出会ったのは、確か、高校生の夏休みで、自宅近くの図書館の、倉庫のような部屋です。
人があまり入り込まない部屋に限って、自分を引きつける本が積み上がっていた記憶があります。その本の1冊でした。
今となっては、その本を手に入れることはできません。
でも、あのとき感じた気持ちと同じものを『リヤカーマン』で感じられると思います。
保護者向け
家でもカフェでも電車でも『迷ったらこの1冊!』
『人間の覚悟』
著者 : 五木 寛之
出版社: 新潮新書
価格 : 714円(税込)
「時代を見すえる」「人生は憂鬱である」「下山の哲学を持つ」「日本人に洋魂は持てない」「他力の風にまかせること」「老いとは熟成である」「人間の覚悟」といったメッセージ色の強い章タイトルが示す通り、筆者独自の巨視的見地から今を生きることのヒントがあまたに散りばめられた新書。
戦後、復興を遂げた日本が、21世紀に入り再び先の見えない混沌とした社会情勢に入り込んでいるこの現在、どう生きるかを真正面から見つめることの大切さを魂で語る作品。
<栄光ゼミナール国語科 竹本先生が読んだ感想☆>
タイトルを見て「かたそうだな」「読みにくそうかも…」と思った方ほどオススメです。
意外と読みやすく、その意外性は同時に本の中身の意外性でもあります。
1年前でも1年後でもなく、まさに「今」読んでおきたい作品です。

2009年3月 4日









































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