トップ校の大学合格実績が牽引する都立人気。
募集減も手伝って一般入試の倍率が高騰
都立最上位クラスの高校は、年々大学進学実績を向上させています。
また、2010年には都内に11校が揃う公立中高一貫校も、大学受験を意識した高密度の学習プログラムによって強力進学校をめざしています。
こうしたことに刺激されて、都立高校全体が人気化しており、入試は大変厳しい状況が続いています。
都立受験者の急激な増加で高倍率の競争入試に
2009年の公立入試は、中3卒業生の微増にほぼ見合った形で、昨年より約300名多い全体募集枠が用意され、競争倍率の上昇も小幅に留まるはずでした。
ところが、ふたを開けてみると、勢いを増す公立人気に折からの経済悪化も重なって、都立志願者は卒業生増加分を遥かに上回る人数となりました。
この結果、もともと高倍率で厳しい入試であった推薦は2.89→2.94倍とさらに合格が難しくなりました。
とりわけ女子の場合、都立第一志望の生徒が多く、推薦出願者数が男子を大きく上回るため、5倍以上に達する高校が相当数に上る状態です。
現在の入試システムの大枠が変わらない限り、合格の見通しが立たない推薦の入試状況にも変化はなさそうです。
後期の学力による選抜も、同じく倍率が急上昇しました。
定員200名増に対して、受験者が実に1500人以上増えて、昨年の1.33倍から一気に1.38倍となっています。
プラス0.05という増加分は推薦と同じでも、こちらは倍率の水準そのものが違います。
しかも、受験する時点では多くの生徒が合格できればそのまま公立への進学を望んでいる入試なので、倍率増加の意味は非常に重いと言わなければなりません。
都立入試では、来春で合計11校となる公立中高一貫校の母体校は人気のある上位校が大半で、その結果、従来の偏差値60以上の学校の募集総数がかなり減ってしまいました。
それに続く学校があらたに高校受験の難関校としてレベルを上げてくることになるでしょう。
今はまさにそのような上昇運動が起ころうとしているところで、このゾーンの倍率が不安定になり、揺れ動きやすくなっています。
今年の場合は、西東京の大泉、富士、南多摩、三鷹の募集枠が削減されることで、当該校だけでなく、周辺の高校にも影響が出ることが予想されます。学校選びの難しさがさらに募りそうです。
東京都公立入試結果2007-2009

2009年11月25日












































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