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まなび倶楽部編集部

 最上位校を徹底的に優遇し、進学指導力を強化してきた東京都。昨年ついに日比谷高校の東大合格者数が千葉や浦和と並んで全国公立高校のトップレベルにまで届いてきました。「強い都立」のイメージは、最難関校だけでなく全体の人気をさらに加速させることになるでしょう。首都圏の受験対象生徒数の回復で今年は私立でも応募者が増加しましたが、当分の間、勢いのついている都立高校が受験動向を左右する時代が続きそうです。

上昇気流に乗った都立トップ校。中堅以上で予想される厳しい入試

日比谷などの大学実績躍進で都立人気は加速か

 今年の大学合格実績は、都立トップ校グループの成長力を見せつけるものとなりました。日比谷をはじめ、西、国立、八王子東などの有力校が期待の上限に近い難関大合格者数を並べ、躍進を見せたのです。東京都が進めてきた進学指導力向上のプロジェクトは成功を収めたと評価してよさそうです。内情を見ると、トップ校とそれ以外の学校の乖離が目立ち始め、やや心配な部分もあるのですが、入試に関する限り、この結果は続いてきた公立ブームにさらなる前進のエネルギーを注ぎ込むことになりそうです。少なくとも今後数年は各地域の二番手グループから偏差値50以上の中堅校あたりまでを巻き込んで、相当厳しい入試が続く可能性があります。都立上位校の志願者は、気を引き締めて勉強に励んでください。

私国立難関校は安定した入試

 国立・開成・早慶とそれに続く最難関私国立高校の入試は、ほぼ前年の結果を引き継ぐものでした。全体的に受験者数が増加に転じた高校が多く、それに伴って倍率も上昇していますが、共学化の早大本庄や甲子園優勝に沸いた早稲田実業など、特殊な要因のあった高校を除けば、入試難易度そのものには大きな変動は見られませんでした。受験者数に少々変動があっても、勝負圏内の実力派の数は毎年ほぼ一定となっているようです。
 今春は一般入試で定員微減が予想され、早実からも受験生が戻ってきそうな慶應女子などで難化が予想されます。

共学化と特進コース設置が続く私立

 女子校の人気にややかげりが見えることなどから、私立では毎年数校が共学化するのが恒例となっています。来春は明大明治の順番になりました。例年の応募状況から見て、今年の法政大学高校以上の競争入試を覚悟しておいた方がよさそうです。
 また、中堅までの私立高校では、学力重視の雰囲気に応えようとする特進コース設置の動きもさかんです。初年度は高校側が募集に力が入ることもあり、過去のその学校の評価以上に人気化し、難易度が高くなることもよくあります。学校を活性化し魅力を高めるための方策といえば、この共学化と特進コース設置に加えて、設備の拡充でカードが出揃います。しかし、不思議なことに2年目になるとブームが消えて受験者数が減ってしまう例が多いのです。特進コースなどは、3年経たなければ指導力を見極めることはできないはずなのですが……。受験生の側も、「新」の一文字に過剰反応せず、自分にとっての価値をしっかりと見極めたいものです。

東京のトップ校

東京のトップ校[高校受験がわかる10]
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連載バックナンバー
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千葉の高校入試 2008年2月 1日
成績と調査書〜高校入試準備 2008年2月 1日
東京都立高校の入試 2008年2月 1日
埼玉の高校入試 2008年2月 1日
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