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No.4 2010年度私立推薦入試はどうなるか?

2010年度私立推薦入試はどうなるか?

09年度の私立高校入試では東京・神奈川の公立との併願可能な推薦制度(通称:B推薦)の動向が注目された。

神奈川ではB推薦を3校で実施していたが、すべて廃止された。

その中でも首都圏全体の成績上位生の併願パターンとして定着していた桐蔭学園が第一志望でしか受験できなくなったことで、受験生がどこにシフトするのかが注目されていた。

東京では、都立高校の出願日と私立高校の推薦入試開始日とが重なった。

そのため、実施日時を増やしたり変更したりする私立高校が多かった。

一方、入試日を変更しなかった高校では応募者数を減らすことが予想されていたが、増えた学校も少なくなかった。

これまでB推薦については、09年高校入試最新ニュースNo.8,No.10,No.14でも取り上げてきたが、その結果と、2010年度の入試にどのように影響する可能性があるのかを追ってみよう。

併願推薦制度廃止によって推薦では応募者大幅減少、一般では増加の桐蔭学園

昨年度までの推薦入試では3,000名以上が受験していた桐蔭学園の推薦入試では、公私立を問わず併願を認める代わりに適性検査という名称の筆記試験による選抜を実施。

推薦入試でも不合格者を出していたが、首都圏全体から受験生を集めていた。

神奈川だけに限らず、国立や難関私立大学附属、公立トップ校を志望する成績上位生の受験パターンとして定着していた桐蔭学園の併願推薦が2009年度入試では廃止されてしまった。

第一志望者しか受験できない推薦入試に変わってしまったため、応募者数は大幅に減少した。

昨年の桐蔭学園の推薦入試の応募者数は3,302名だったのに対し、今年は155名。

減少した3,000名以上の応募者はいったいどこに移動したのだろうか?

まず、考えられるのは桐蔭学園の一般入試にシフトしたケース。

桐蔭学園では併願推薦を廃止するのと同時に一般入試の回数を2回に増やし、特待生制度を導入。

その結果、一般入試では昨年の636名から1470名に応募者を増やした。

しかし、推薦と一般の合計人数で見ても2,000名以上ダウンしている。

2,000名の応募者はどこへ流れたのだろうか?

県内私立にシフトした可能性はどうか。

桐蔭学園同様に併願可能な推薦入試を実施していた鎌倉学園では推薦入試自体を廃止。

書類選考のみで併願可能な入試に変更し、昨年の351名から472名に応募者を増やしているが、桐蔭学園から大幅に受験生が流れてきたというほどの増加ではない。

不景気の影響もあり、全体的には応募者を減らしている私立推薦入試だが、県内では湘南工科大学附属三浦学苑の応募者増が目立つ。

しかし、地域的に見てもそれほど桐蔭学園から多く移動してきたとは考えにくい。

近隣の競合校である桐光学園は昨年よりも応募者を減らしている。

日本女子大学附属が推薦で10名、一般で約50名応募者を増やしているのは多少、桐蔭学園の影響があるかもしれないが、2,000名のごく一部に過ぎない。


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