No.5 2010年首都圏高校入試情報
2010年入試、中3人口の増加で上位校の激化は必至
全国的には「少子化」傾向が続いているが、首都圏では必ずしも減少し続けているわけではない。
2009年度は全国的に中3の人口が増える。このため、2010年度の首都圏高校入試は大幅に増加する中3生が挑むことになる。
昨年より1万人以上多い首都圏の現中3生徒数
これまでも全国で中3人口が減っていても首都圏では増える場合があった。
たとえば、3年前の2006年度には全国合計で約2,000人減少したが、首都圏1都3県では約2,500人増えていた。
現中3生は全国でも昨年より約35,000人多い。
人口が集中している首都圏だけで約11,000人ほどの増加が予想されている。
高校受験に臨むことになる公立中学卒業予定者数はまだ確定できない。
しかし、不景気の影響によって海外からの帰国人口や地方からの移転者が首都圏に集まる可能性があるので、増えることはあっても減ることは考えにくい。
東京、神奈川、埼玉では2年続いての増加だが、現中3人口の多さは突出している。
東京で約4,000人、神奈川で約3,000人、千葉、埼玉で約2,000人ずつ昨年よりも多い。
首都圏全体では約4%も増えることになる。
数字には一部、公立中高一貫校在籍生徒が含まれているので若干減る可能性はあるが、高校受験率が例年95%前後であることから、2010年度の首都圏高校入試には今春より約10,000人多い受験生が臨むことになりそうだ。
これに対し、高校の募集定員はどう変わるのか。
私立の場合、各校の定員が決まっているため、原則として増員はしない。
一方、公立は常に公立中学卒業予定者数に応じて総定員数を増減させている。
各都県によって多少の違いはあるが、公立高校と私立高校との協定等により増減分の60~70%の対応をしているケースが多い。
仮に約10,000人公立中学卒業予定者数が増えた場合、首都圏全体の公立高校募集定員数は6,000人から7,000人程度、増える可能性が高い。
しかし、定員が増えるからといって落ち着いた入試になるとは言えない。
2009年度入試結果では不景気の影響から公立高校の倍率が上昇した。
経済状況は好転の兆しが見えないため、公立人気はしばらく続くと見ていいだろう。
今春同様、公立志望者が増えれば、2010年度は更に厳しい入試になる可能性が出てきた。

2009年6月 2日











































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