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No.6 千葉県公立一般入試の平均得点は下げ止まるのか?

No.6 2010年入試展望
千葉県公立一般入試の平均得点は下げ止まるのか?

千葉県教育委員会から公表された「平成21年度 公立高校入学者選抜学力検査の結果」で、一般入試の共通問題について、出題意図や教科別平均点、得点分布等が明らかになった。

それによると、5教科の合計平均点は前年より42.2点下がっている。

05年度以来、4年連続のダウンで、現行制度では最も低い。

特色化選抜と一般入試の2回に分けて選抜を行う現行制度がスタートして以来6年。

2010年度入試を最後に選抜方法は大きく変わる予定だが、今後、出題傾向は変わるのだろうか。

全教科で平均点がダウン

千葉県の一般入試は各教科100点満点。
5教科合計で500点満点。

年度別に合計平均点を見ると、2005年度の306.9点が最も高く、今春とは84.0点もの開きがある。

05年度から09年度にかけての全日制受験生平均得点の推移をみると、

306.9点 → 303.0点 → 292.7点 → 265.1点 → 222.9点

と、年々下がっている。

1教科あたりでは100点満点のうち、この4年間で約61点から約45点にまでダウンした。

各教科の平均点も昨年度よりすべて下がっている。

国語48.8点(▼12.1点)数学46.7点(▼4.8点)英語40.1点(▼10.9点)理科46.5点(▼4.7点)社会40.8点(▼9.7点)。

昨年度まではすべて50点以上だったが、今年度は軒並み40点台。
特に、文系3教科すべて10点前後も下降しているのが目立つ。

この原因は受験生の得点力の低下だけではなく、出題の難化が大きい。
文系教科の低下が目立つのは、自分で考え、書かせる問題の占める割合が増えているからだろう。

入試問題の場合、全体の得点平均点が6割から6割5分くらいであれば「選抜に適した出題」と考えるのが一般的だ。

平均点が上昇すれば、得点上位生の差がつきにくくなり、平均点が下がると得点下位生に合格のチャンスが広がる。

多くの出題者が平均点や得点分布に注意を払う。

実力のある生徒をケアレスミスのせいで不合格にしたり、実力のない生徒を合格させてしまったりしたら、学校側、受験生側の双方にとってマイナス。
そうならないよう、適切な選抜が行われたかをチェックするためだ。

たいていの場合、前年の平均点が上昇すれば翌年の出題は難化し、下降すれば翌年の出題は易化する。

たとえば、神奈川の場合、今年度の平均点は5教科のうち4教科で平均点が上昇している。
唯一、下がった社会だけが前年度は平均点を大きく上昇させていた。

また、一部の私立では「たとえ得点できる生徒が少なくてもこの問題を解ける生徒が欲しい」という意図が感じられるケースもある。

難関上位校ばかりではなく、得点に応じていくつかの特待生基準を設けている中堅校でも見受けられる。

しかし、公立高校の場合、全校共通問題では年々平均点が下がることはほとんどない。

今春の千葉のように3年連続で下降していたにもかかわらず、全教科で大きくダウンしているケースは極めて珍しい。


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