神奈川県立
相模原中等教育学校
校長
田中 均 先生
生徒が主役の授業
(田中先生へのインタビューに先立って、授業を見学させていただきました。
先生にその感想を求められたところから、話題は学校の指導全般に及んでいきました。)
――どのクラス、どの教科でも非常にレベルの高い授業が展開されていますね。
子どもたちの様子を見ても、先生の話を聞く、板書をノートに取るといった基本的なことがしっかり出来ている印象です。
ありがとうございます。
レベルが高い、低いということはあまり意識していません。
本校のこだわりは「どう指導するか」という点にあります。
指導のしかたについて、学校としての方針をきちんと立てて、すべての職員がそれに沿って授業を進めることを一番大切にしています。
――「指導のしかた」について、具体的にご説明いただけますか。
OECDのPISAの調査が新聞等でも話題になったことがありますね。
その結果を見ると、日本の義務教育終了段階の子どもたちには読解力が不足しています。
知識、技能だけでは、これからの国際社会におけるリーダーにはなりえません。
リーダーが課題を解決するためには、思考力、判断力、表現力が必要ですが、これまでの日本の学校教育でそれを育成してきたかというと、決してそうではなかったと私は思っています。
教師が名調子一本調子でしゃべって、生徒はそれを静かに聴いてノートに取る、家に帰ってまた黙々と勉強するという学習法では、こうした力を育成することはできません。
それが客観的な国際調査の結果に出てきたのではないでしょうか。
――生徒たちの参加に重点をおくということですか。
廊下に生徒の声が響き渡ってくるような授業をやっていきたい。
生徒が主役ということですね。
かれらが常に機会を与えられて、発言・発表をする。さらに内容について生徒が質問され、それに答えていく。それが私たちの目指す授業です。
もちろん知識や技能も必要ですから、その習得は『読書・暗誦・ドリル』という形でやっています。
それと、今お話したような思考力、判断力、表現力の育成という両方の課題に取り組んでいかなければなりません。
「次世代のリーダーには、知識・技能を活用する思考力・判断力・表現力が欠かせません。それを一貫した方針の下で育てていきたいと考えています。」

2009年6月25日











































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