今回の衆議院総選挙は、政権交代が実現するか否かが焦点だ。
与党のこの4年間の施策以上に、野党第一党である民主党のマニフェストが議論の対象となっているのは、その象徴といえるだろう。
時事モンでは、衆院選までの流れをおさらいしたうえで、戦後の政党と政権のうつりかわりものぞいてみることにする。
入試でも意外に出題の多い項目なので、受験生は押さえておいてほしい。
誰が政権を担うべきか?
民意を問う総選挙は4年ぶり
今回の衆院選は、衆議院が任期満了ギリギリまで解散が行われなかったために、4年ぶりの総選挙となる。
郵政選挙と呼ばれた前回は、自民党と公明党の連立与党が圧倒的な支持を受け、過半数を大きく超える議席を占めて、郵政民営化などの改革路線を押し進めることになった。
しかし、4年の間に世の中の雰囲気は大きく変わった。
一連の構造改革の計画を一応実行に移したところで小泉首相が退陣すると、後を引き継いだ安倍、福田、麻生の三内閣は、支持率低下に苦しむことになる。
いわゆる小泉改革路線の「痛み」の部分である社会保障制度や社会福祉の後退、地方の財政の悪化、労働条件の悪化などが目立ち始めたことに加えて、公的年金制度への信頼が失われたことなどがその原因である。
その結果、安倍内閣は参議院選で惨敗して崩壊し、福田内閣は衆参両院の多数派が異なる「ねじれ国会」の運営に行き詰まって、いずれも短命に終わった。
麻生内閣も厳しい批判にさらされるなかでの選挙となった。
選挙後の内閣は?
自民党が勝利した場合、当面は麻生首相のもとで自民党と公明党の連立与党が政権を担当することになる。
一方、民主党が最多の議席を得た場合は、社民党、国民新党、日本新党、みんなの党などと連携することが予想されている。(選挙前日、民主党はみんなの党とは連立しないことを発表。また、選挙後、新党大地の衆議院での民主党統一会派入りが決定。)
国民は、基本的にはこのどちらかを選択することになるが、与野党の議席数が接近した場合には、どのような政権になるかはわからない。
なお、国会で4番目の勢力を持つ共産党は、他党とは直接連携せず、野党の立場から、各問題について個別に賛否を決める「是々非々主義(ぜぜひひしゅぎ)」で臨むことを表明している。
《キーワード 政党》
政治的に同じ信条、同じ考えを持つ人々の集まり。
議会の中では、法案の提出や評決などにおいて、個人の力では影響力が弱い。
党をつくり、議席数をふやすことで、自分の主張を通すことが出来るようになる。
議決は多数決なので、過半数の議席を占めた政党の政策が実現することになる。
《キーワード 与党と野党》
与党とは政権を担当する政党のこと。
国会で過半数を占める政党は、自党の議員を総理大臣に選び、政権を担当する内閣をつくる。
単独では議席数が足りない場合でも、複数の政党が協力して過半数に達すれば政権を担うことが可能になる。
この場合は、連立与党と呼ばれ、通常はその中で最も人数の多い政党から首相を選ぶ。

2009年8月28日









































はじめての方


