早くも注目が集まる4校の都立新校。
それぞれの学校のめざすもの、指導の力点等をまとめてみました。
南多摩中等教育学校
実(じつ)をとれ!が合い言葉
今年の前半あたりまで、まだ説明会への累計参加者が多くなかった頃までは、南多摩高校は内容が見えやすい学校ではありませんでした。
「人間力」ということばを軸に、机上の勉強だけでなく、もっと総合的な学びを考えているらしい。その中核にあるのが、フィールドワークと名付けられた探究活動であるらしい。
そのぐらいのことしかわからず、この学校で構想されている学習の具体的なイメージが結びにくかったのです。
その理由は、南多摩中等教育学校の運営の基本姿勢にあったようです。校長先生がよく使う「実(じつ)を取れ」ということばがこの学校の活動の中心にあります。
内容の乏しいアドバルーンを揚げたり、だれでもやっていることをわざわざ言い立てたりするのを好まないのです。余計な飾りや見かけに腐心するのではなく、実質をよくすることに力を集中したいという考え方から、生徒募集活動においても、耳障りのよい言葉の安易な使用を避けてきました。
あるいは、これは、説明会で話を聞いて本当に学校の趣旨に賛同してくれた人に集まってほしいという気持ちから出た、同校の戦略という面もあったのかもしれません。
パソコンよりも身体を使え!
さて、そんな南多摩中等教育学校から発信された唯一の新校らしい用語が、さきほど出てきたフィールドワークという探究活動の名称です。
探究活動そのものは中高一貫校の定番ともなっている流行の総合学習スタイルですが、同校の場合、調べ学習の部分を非常に大切にしていて、ここで生徒に、足を運び、話をする、汗をかくという、行動的な情報収集活動を徹底して求めるところに特徴があります。
そうした他者と関わる行動、現場主義の中にこそ、実力のつくほんものの学びがあると考えるのです。
フィールドワークについては、既に6年間の計画がほぼ出来上がっていて、生徒一人一人が最低4サイクルの探究活動を行うようになっています。
これが、学びの大きな柱となることはまちがいありません。

2009年9月30日









































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