大学入試の中で推薦入試とAO入試の占める割合は年々高くなっています。学力だけを評価する一般入試に対して、基礎学力のほかに充実した高校生活、大学で学ぶ意欲なども評価する推薦・AO入試の重要性を大学が認めているからです。調査書の評価点が高いということで、推薦入試は実質的には高校入学時にスタートしているとも言えますし、AO入試のエントリーは、他の入試に比べて相当早くスタートする大学が多いので十分注意しましょう。
推薦入試のいろいろ
指定校推薦…これまでの進学実績に応じて大学が高校を指定するやり方で、難関私立大が多く採用していますし、県内・市内の高校などに限る公立大もこれの一種です。自分が通う高校が指定されていなければ、いくら成績がよくても出願する権利はありません。募集枠は1高校から1〜3人程度が多く、条件も一般に厳しいので、それをクリアして学内選考にパスすることが第一条件になります。
公募推薦…大学が示した出願条件を満たしていれば全国どこの高校からも出願できる制度で、推薦入試の中で最もポピュラーなものと言えます。国立大の推薦入試はほとんどがこの形式です。出願にあたっては評定平均値などの成績の条件を設けている大学が多く、その基準は国立大や私立の難関大などが高くなっています。合否は面接(個人・グループ)、小論文をはじめ基礎的な学科試験、調査書などで決められます。
自己推薦…全国どこの高校からも出願できるという意味で、公募推薦の1種ですが、高校長の推薦を必要とせず、自分で自分を推薦する点に他の推薦入試と大きな違いがあります。学習面以外でも、生徒会、部活、ボランティアなどの実績や各種の資格など幅広い分野の中から成果のあるものを取り上げ、いかに自分をアピールできるかが合否に大きく影響します。
評定平均値の算出法
各教科の評定平均値…たとえば数学の成績(3年は1学期または前期)が右の表であった場合、(4+3+3+4+4)÷5=3.6という計算で、評定平均値は3.6となります(小数点第2位を四捨五入)。
全体の評定平均値…「すべての科目の評定の合計」÷「すべての科目数」で算出されます。各大学が出願条件にしている「評定平均値」とはこの数値のことで、これをクリアすることが最低条件となります。しかし合格者の平均を見ると、多くの大学で出願条件よりも0.4〜0.5程度高くなっているようです。大学によっては学習成績概評を指定するケースもありますが、これは次の表のように全体の評定平均値に対応しています。

2008年1月28日


























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