具体的な学校選びのポイントを見て行きましょう。
まず、見極めなければいけないのが、各学校の「教育方針に共感できるか」です。
私学には各校に建学の理念に基づく明確な教育方針があります。
どんな人間を育てようとしているのか、そのためにどんな教育を展開しているのかに注目しましょう。
12歳から18歳という一番多感な時期の6年間を生活する学校の校風は、その後のお子さんの成長にも大きな影響を与えるでしょう。
その上で「学習面の指導方法」や「生活指導の方向性」「行事・部活動などの学校生活」などをチェックしましょう。
学習指導
多くの学校が独自のカリキュラムのもとに、6カ年一貫教育のメリットを生かしたきめ細かい学習指導を実践しています。
生徒一人ひとりの学習状況を把握したうえで、「習熟度別学習」「先取り学習」のほか、さまざまな講座や講習なども取り入れています。
家庭学習についても、それぞれの考えに基づき工夫している学校が多く見られますが、ほとんど宿題は出ないという学校もあります。
生活指導
生活指導面の考え方、対応は各校さまざまです。
男子校、女子校、共学校、宗教的な考え方によっても違ってきます。
学校に厳しいしつけを求めるのか、自主性を尊重した自由な生活を送らせたいのかなど、各家庭の価値観に合うかどうかを検討する必要があるでしょう。
制服や持ち物などのチェック、生徒会活動、清掃活動やボランティア活動などについても各校それぞれに力を入れている活動があり、取り組み方もさまざまです。
部活動
部活動を学校選びの基準に挙げる受験生は多く見られます。
自分のやりたいスポーツや文化活動を続けられる環境が整っているのか、練習や活動日数・時間は週にどのくらいあるのかなど条件は学校によってかなり違いがありますので、チェックしておきましょう。
施設・設備
6年間、長い時間を過ごす環境が、心地よいものかどうかは大切です。
とくに女子受験生は校舎が新しく、設備が整っているかどうかをチェックポイントに挙げることは多いようです。
周囲の環境、校内の掃除や手入れが行き届いているかにも注目してみましょう。
また防犯カメラや警備員の配置など学校の防犯設備、災害時の対策なども注目ポイントです。
志望校選びのチェックポイント
●建学の精神・教育方針・校風
●指導の特色
▶カリキュラム、クラス編成、進学指導
▶キャリアガイダンス、体験学習
●卒業生の進路
▶大学合格実績など
●施設・設備
●通学時間
●保護者の考え・印象
▶家庭の教育方針
▶説明会などでの先生の対応・話し方
▶在校生の様子(服装・態度・挨拶など)
●受験生本人の考え・印象
▶将来の夢
▶文化祭などに参加した際の感想
●学力の照合→公開模試結果(合格可能性)
▶実力相応校・チャレンジ校・安全校
▶入試問題内容と試験時間
中学入試は多極化している
学校選びの基準を見てきましたが、中学入試の全体傾向をつかんでおくことも、受験生活を始める上で重要なことです。
2009年度中学入試(適性検査も含む)に挑んだ受験(検)生はおよそ63000名。
首都圏の小学6年生の5人に1人の計算です。
2010年は今年より小6生が少なくなる一方、公立中高一貫校や私立中学の開校でトータルな募集定員は増えますから、数字上では緩やかになるはずです。
ところが、中学受験の関心の高まりから受験率は上がることが考えられますから、合格を確実なものにするために複数の学校を受ける「併願受験」の志向は強まってくるはずです。

2009年11月24日










































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