特色化選抜―学力選抜の組み合わせですっかり定着していた千葉県の現行公立入試制度は、来春が最後となります。
大きな制度変更を控えて、今回入試の方法に手を加える学校は限られるため、今年の状況から大きく動くことはなさそうです。
一方の私立は、入試の前倒しが益々進んで、前期選抜が生徒募集の大きな柱に成長しました。
後期選抜は、特別な要因のある学校のみに生徒が集まる小規模な入試となっています。
公立入試は事実上2回とも「学力による選抜」。
成績だけでなく本物の力が問われる
慎重な出願で、千葉だけは「無風」だった今年
近隣都県で公立志願者が激増し、入試倍率の暴騰が問題となった2009年。
しかし、千葉の全日制普通科では、前期特色化選抜、後期学力選抜ともに、昨年とほとんど状況が変わらず、極めて平穏な入試となりました。
公立受験者数全体は増加しているなかでこうした結果になった原因は、専門系などへの出願がかなり増えていることでわかるように、全体的な出願動向が「合格優先」の傾向となったためです。
また、内申点の格差調整が導入され、好成績が取りにくい環境になっていることも、受験生の慎重な姿勢につながっていると考えられます。
来年は入試を取り巻く状況に基本的な変化はなく、しかも現行制度の最終年で学校の動きもあまりないので、今
年と同様の入試状況になる可能性が高いでしょう。
公立でも難問への覚悟が必要
難問といっても、特色化の応用5科校の自校問題ではありません。
後期学力選抜の共通問題の話です。
その5科平均点が5年間下がり続け、かつては60%あった得点率が、44%にまで低下してきています。
最近2年の下落幅は大きく、なんと14%も下がりました。
学力重視の千葉県らしいともいえますが、公立一般入試の点数が5割を大きく割り込むのは異例で、受験生の側からいうと非常に厳しい問題です。
しっかりとした学力を身につけて臨む意識が不可欠な入試となっています。
とくに上位校の場合、競争倍率だけでなく、問題の質と求められる得点のバランスから見ても、完全な競争入試を覚悟する必要があります。
千葉県公立入試結果2007-2009

2009年11月25日










































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