計画的進行と記憶の定着がカギ! 1週間の高効率プランニング
Q.計画は進まない、やったことは忘れる…いったい何がいけないのでしょうか?
「プランニングは1週間単位が鉄則 土日をフル活用して記憶を定着させろ」日常の学習プランニングについて具体的な話をしていこう。
まず、プランニングをする際に忘れてはいけないのは、実現不可能な計画を立てるのではなく、これだけは絶対にこなせるという計画、1年間確実に続けられる計画を立てることだ。何をいつまでにどれだけ身に付けなければいけないのか。これが不明確だと、ただ時間とノルマばかりが多い無謀な学習プランを作りがちだ。君たちに必要なのは志望校に対応した効率的かつ現実的なプランだ。
最初に、1週間にこなすべき勉強量を6分割してみよう。すると1日あたりのノルマが具体的な量として見えてくる。これを月〜土曜までの6日間で消化するのが基本となる。土曜日は授業がないから、このノルマは土曜日の午前中で終わるはずだ。日々の都合でやり残しが出てしまうこともよくあるから、そうした場合には土曜の午後を調整にあてるようにすれば、未消化分を翌週に持ち越さないですむ。和田式プランニング術では、週内のノルマを週内に絶対に消化するのが鉄則。こうすれば年間プランの崩れを防ぐことができる。計画通り順調に進んだ週は、土曜の午後は自由に使ってかまわない。
日曜日はその週にやったことの総復習日とする。受験生にはやることが多いし精神的にも焦りがあるから、どうしても前に進むことばかりに意識が向いてしまって復習が疎かになりがちだ。しかし、いくら参考書や問題集を早く終えても、やったことが定着しなければ意味がないということを肝に銘じてほしい。その週にやったことはその週に徹底復習して確実に実力を蓄えるのが賢い受験生というものだ。
ただし、土日には必ず休養時間を組み込むこと。週に少なくとも半日、余裕があれば1日は遊んだり休んだりする自由時間を入れないと、とうてい1年間を走りきることはできない。
「最低ラインは1日90分×2〜3コマ 年間プランから勉強時間を逆算せよ」1週間の使い方がわかったところで、平日の使い方だ。平日はまず、自宅で1コマ90分×2コマの勉強を最低限キープしてほしい。ほとんどの入試が90分単位で行われるので、集中力を養うためにも90分1コマという時間に馴れておくと有利だ。1学期半ばのこの時期は、まだクラブ活動をやっている受験生も多いだろうということで2コマを目安にしたが、引退後はクラブ活動の時間を勉強にまわせるので、1日3コマは確保しよう。
ただし、すべての受験生が1日2〜3コマでいいという話ではない。これはあくまでも最低限必要な目標値だ。1日にどれだけ勉強しなければならないかということは、当然年間プランによって変わってくる。志望校の出題傾向や自分の学力を分析し、合格最低点を取るためにプランニングする。まず、これができていなくては話にならない。
また、学校の予習・復習と受験勉強をどのように両立させればいいのかという質問を受けることがある。こう割り切った方がいい。学校の授業は受験勉強にはつながらない。そのうえで、年間プランに役立つ教科を探してうまく活用していけばいいというのがボクの考えだ。まず志望校を決めて、必要な学力を割り出し、その目標に到達するためにプランニングをすること。これを忘れてはいけない。
劣等生だった灘高1年の時から心機一転、独自の受験要領術で東大理Ⅲに合格。その経験をもとに書いた著書で数多くの受験生を志望校合格へ導いた。主宰の緑鐵舎(りょくてつしゃ)では東大生160名を従え、悩める受験生を導いている。

2008年1月28日


























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