みんなが受ける私立前期募集の併願推薦入試。
思い切って挑戦する高倍率の公立前期募集。
後期に再チャレンジ、または、東京の私国立を受験。
埼玉の中学生の間では、このような受験の枠組みが確立しています。
基本的な条件に変化がないので、今年もほぼ同じ入試になるでしょう。
県内では公立私立にわたって好調が目立つ高校があり、今後の大学合格実績によって、
一段と活性化する可能性も出てきました。
公立前期募集の学力化が進む 公立上位校は厳しい入試が続く
前期の総合問題実施は62校に
推薦入試を継承する前期募集は、学力検査のない入試として出発しましたが、ミニ学力検査である総合問題の実施が急速に広がってきました。受験生としては、ほとんど調査書だけで決まる入試の場合、合否の見通しが立てやすく、無理と判断すれば受けませんが、当日の検査があれば逆転の可能性も生まれるのでチャレンジする気持ちになります。こうした心理が受験者の拡大につながっているようです。
しかし、普通科の前期募集枠は10〜25%と低く抑えられています。難関各校も含めて最大の25%で足並みが揃っていますが、首都圏一の受験生が集まることを考えるといかにも定員が少なく、これが高倍率の原因になっています。期待して受験してみるが、合格を手にするのはなかなか難しい。この基本的な構図は今年も続きそうです。
後期募集には人気の偏りが
例年超高倍率を記録する共学のトップ校大宮を、中学併設ブームに乗ったさいたま市立浦和が上回りました。その実質倍率は2.5倍を超えています。また、通学可能な県南の上位校に受験者が集中するのも毎年のことです。
押さえの高校を確保しての挑戦でしょうが、人気が偏りすぎている感じも受けます。大宮より浦和や浦和一女、県南より地元トップ校を検討することでチャンスが拡大する受験生の数は少なくないことでしょう。果敢な挑戦は大切ですが、高校の価値と競争倍率のバランスを冷静に見極めることも必要です。
私立は前期募集がほとんどすべて。後期は事実上の2次募集
私立高校の入試は1月22日から前期、2月10日から後期となっていますが、実際の感覚では、1月が前期、2月上旬が後期です。そのぐらい募集は前期の日程に集中してしまい、2月10日以降は完全に2次募集レベル、入試を実施しない学校もあります。
埼玉の受験日程の鉄則「早期の私立併願可入試で合格確保」は、必ず踏襲しましょう。それによって安全を確保した上で上位志望校に挑戦することができます。私立後期は募集枠が少なすぎ、受けずに済ませるようにしたいものです。

2008年2月 1日




























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