一般入試の学力検査は23日に行われ、3月1日に合格者が発表される。
全日制の平均応募倍率は1.53倍。
0.05ポイント上がった昨年よりさらに0.03ポイント上がっている。
コース、単位制などを除いた普通科では0.02ポイントアップの1.57倍。
学区が撤廃された2003年度以来、最も高い競争率だった昨年をさらに上回った。
進学指導重点校とエンカレッジが高倍率の男子、高倍率ながら分散傾向の女子
願書受付締め切り後、取り下げ再提出をしたのは全日制で3,023人。
昨年は2,957人で約2%の増加。
全日制高校の最終応募者数は約6.5%増えていて、志願変更の割合は例年より少ない。
女子は1,228人から1,221人に減少している。
定員枠が男女別の普通科では女子の倍率が上昇、どこに出願しても厳しい状況であるためだろう。
倍率1倍を切った普通科高校は女子の白鷗の1校のみ。
都立高校の場合,付属の中高一貫校が開校し、中学一期生が高校に進学すると募集定員が大幅に減るため、敬遠される傾向がある。
白鷗は女子19人の募集に対し、締め切り直後は10人しか志望していなかったが、変更後は16人が志願している。
男子の最高倍率は昨年に続いて日比谷。
倍率も3.16倍から3.28倍に上昇している。
続く戸山、西と進学指導重点校がトップ3。
進学指導重点校は大学進学実績の向上を目標に掲げた高校で、3校の他に八王子東、青山、立川、国立が指定されていて、学力検査では応用中心の自校作成問題を導入している。
4位から6位にはエンカレッジスクールの3校が並んでいる。
エンカレッジスクールとは、生徒のやる気を引き出すことを目的にした高校で、30分授業や2人担任制、習熟度別授業等を実施。
学力検査を行わず、小論文、実技、面接を通じて本人の意欲や態度を重視する。
進学指導重点校とエンカレッジスクールが高倍率になるということは、全くタイプの違う2つの高校のニーズがそれだけ高い、ということだろう。
女子では、三田が昨年に続いて1位だが、増加している募集数ほど応募者を集めていないため、2.69倍から2.54倍に倍率は下がっている。
3位の日比谷も2.52倍から2.47倍に緩和。
全体的に志望者が増え、倍率が上昇しているので、高倍率校の倍率も上がっていそうなものだが、実際にはダウンしていることになる。
女子の人気が特に高い青山は倍率を上げているものの、西も2.19倍から2.12倍に緩和している。
上位校の緩和傾向に対し、男子と同様にエンカレッジスクールが倍率を上げ、順位も上昇しているのが目立つ。
女子の普通科高校の平均倍率は1.59倍から1.61倍に上昇。
男子も1.52倍から1.54倍に上がっているが、女子の倍率の高さとの開きは変わっていない。
上位校や人気校になれば、2倍以上の倍率は珍しくない状況だ。
トップ校から二番手校・三番手校に出願先を変更しても倍率の高さはそう大きく変わらない場合がほとんど。
それでも確実性がちょっとでも高いところを志望しようとする女子受験生が多かったのだろう。
一般入試では男子が強気,女子が安全志向となるのは昨年も見られた傾向だが、普通科高校の男女の倍率格差を考えれば当たり前の動きだろう。
女子で3倍を超えた学校はないが、2倍以上の学校は16校もあった。
男子は3倍以上の高倍率校が2校だが、その2校を入れても2倍以上は7校に過ぎない。
極端に高い倍率の高校はないが、多くの都立普通科高校の女子は厳しい入試になる。
参考までに、昨年度の上位10校も紹介しておこう。

2010年3月 4日









































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