2010年から、埼玉県の公立高校生徒募集は、新しい方式で行われます。
今回の変更の眼目は、試験日をできるだけ遅くして、前後期ともに学力検査を課すことによって、中学で3年生が緊張感をもって学ぶ期間を少しでも長くすることにあります。
その目的は、県内の中高生の学力を充実させることです。
今までとは前期と後期の重みが逆転していることに注意が必要です。
2010年新入試制度の要点
1. 入試日程が10日以上遅くなる。
前期入試 2月16、17日
後期入試 3月4日
今後の入試日程は、前期が従来より約2週間遅い2月中旬となります。
2月下旬に実施されていた後期も、約一週間後ろにずれて3月上旬に実施されます。
後期の合格発表は3月10日と卒業式の数日前で、これよりあとはないというギリギリの日程です。
しかし、中心的な入試が後期から前期に変わることを考えると、受験生にとっては、むしろ早くなったという感覚があるかもしれません。
今年は新しい日程に合わせた受験日程をよく考える必要があります。
2010年公立入試日程
2. 募集定員は前期中心になる。
前後期の募集定員の配分を、下の表で確認してください。これまでとは違って、前期の募集枠の方が大きくなるように設定されています。
しかも、各校で採用した比率は、多くの場合前期を最大限にするもので、普通科は75%、それ以外の学科は
100%が標準となっています。
この数字を用いて入試動向を予測してみると、後期の倍率が非常に高くなるという結果が出ます。
ただでさえ高倍率なのに、後期試験は英数国の3科で実施されるため、学力の高い私立第一志望の生徒たちが受験してくると、競争がさらに激化するでしょう。
公立高校を第一志望としている人は、前期合格をめざすのが手堅い受験作戦となります。
全日制の前期募集枠
| 普通科 専門科(外国語、理数、人文、国際文化) |
50~75% |
| 専門学科(上記以外の専門学科・系) 総合学科、県立伊奈学園総合高等学校 |
50~100% |
3. 前後期とも学力検査がある。
前期検査項目 学力検査5科・(面接)・(実技)
後期検査項目 学力検査3科・(面接)・(実技)
推薦から始まった前期試験は、長く「学力検査のない入試」であり続けましたが、今回の変更でそこに手が加えられました。前期に5科、後期に3科の学力検査が実施されます。
学力重視の変更といえますが、一方で、前後期のあらゆる選抜枠において、調査書が一定の比重を持つことは維持されています。
新制度では、学習の2つの評価軸、学校の成績と当日学力検査での得点力を併せ持つことが、公立入試で志望校に合格するための必要条件であることがより明確になりました。

2009年11月25日












































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