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第3回 教育一般・大学受験のいま~安田'S EYE~

09年から前倒しで実施される学習指導要領案

小学校1・2年で週2時間、3年~6年、中学校で週1時間の増加

中教審が2008年2月15日に小中学校の学習指導要領案を公表した。要領案で見直される内容は主に以下の点である。

▼1. 週授業時間数が小学校1・2年で2コマ、3年~6年・中学校で1コマ増加する。
 
▼2. ゆとり教育の象徴的存在だった「総合的な学習の時間」の総授業時間を最大150時間削減し、算数を142時間、数学を70時間、理科は小学校55時間、中学校95時間増やす。

▼3. 小学校5、6年生を対象に週1回英語の授業を必修化する。中学で学ぶ英単語数も900語から1200語程度に増やす。

▼4. 道徳は教育再生会議が求めていた教科化を見送る一方、小中ともに「道徳教育推進教師」を各学校に置き、教育活動全体で指導するよう強調。 次年度、道徳充実のため乳幼児期や家庭を含めた調査研究を行う有識者会議を設置する。

高校の指導要領案は2008年秋に公表する予定。小・中学校では2009年度から算数・数学、理科、社会の一部、総合などを前倒しで実施し、小学校では2011年度、中学校では2012年度、高校では2013年度から完全実施する予定。


先生の働く環境を良くしたい

現実には多くの学校が既に授業時間を増やしているし、英語もかなりの学校が始めている。したがってそんなに無理なく進むと思う。心配なのは、国の方針が変わることで、先生の努力の方向がそのつど変わってしまうことだ。「総合的な学習の時間」ひとつにしても、このために現場ではどれだけの努力、試行錯誤を積み重ねてきたことか。英語にしても、理科実験にしても、昔と違って既に英語教室・理科実験教室に通っている子がいるだけに、それなりのレベルにもっていくためには先生の努力は生半可なものではすまない

一方で、このところの学校は、国・県・市町村レベルでの学力テスト、文部科学省や教育委員会からのアンケート調査、それに保護者の対応などにものすごく時間を取られている。われわれ保護者としてできることは、学校・先生を信頼し、任せることではないだろうか

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