全国のほぼすべての国立大学と8割以上の私立大学が利用している大学入試センター試験(センター試験)。2008年度は1月19(土)・20(日)の両日に実施され、50万人以上の受験生が問題に取り組みました。
ほとんどの国公立大受験生にとっては避けて通れない第一段階の入試であり、私立大受験生にとっては併願の幅を広げる有力な手段となっています。2009年度のセンター入試も2008年度とほぼ同じ形で実施されますが、その傾向をしっかり把握し、今から対策を講じていきましょう。
現役志願率は過去最高の39.2%。
2008年度のセンター試験の志願者数は543,385人で、前年度を9,967人下回りました。志願者の大半を占める高校等の新規卒業者数が昨年より54,944人減となり、前年比で昨年(24,103人減)より倍近く大幅に減少した影響が出ました。男女別の前年比減少率は、男子-2.0%、女子-1.5%となり女子の方が小幅の減少率となり、志願者数で女子が男子により近づきつつある傾向が依然として続いています。
高3在籍者を分母とした「現役志願率」は39.2%となり、前年度の37.8%を上回り、過去最高となりました。
リスニングはやや難化。平均点もダウン。
今年で3年目のリスニングテストですが、受験者数は昨年比6,677減の490,853人となりました。若干総語数が増えた他は、形式・内容・設問数ともに変化はありませんでした。読み上げ速度は、一部に速い設問もありましたが、全体的には前年並み。ただ内容がやや難しいものが含まれていたこともあり、新傾向あるいは難しいと感じた受験生が多かったのではないでしょうか。英語の平均点は筆記で5.82点、リスニングで3.02点下がりました。
昨年難化の国語が大幅に平均点アップ。英語はやや難化か。
目につくのは、昨年大幅にダウンした国語が、今年は+11.7点と大幅に平均点を上げたことです。その他、地理Bが8点、現代社会も10点近くアップ、数I・数Aが12点以上アップで特に目立ちました。一方でダウンしたのは、世界史B(-8.77点)、生物I(-9.4点)理科総合A(-9.05点)といったところが際立っています。
受験者数では、公民分野の科目選択で大きな波があり、現代社会が昨年比で33,348人も減少し、反対に政治・経済は10,251人プラスとなっています。現代社会は平均点で大幅に易化していることから、同科目選択者にとってはラッキーだったと言えそうです。
英語は筆記が平均点で5.8点下がり、リスニングも3点ほど下がってるので、全体的に難化傾向でした。
2008年度のセンター入試利用私立大学は466大学。
センター試験利用入試を実施する私立大学は年々増えており、2008年度は466大学(昨年度450大学)1,316学部(同1,243学部)となりました。これは私立大学全体の8割を超えています。私立大学におけるセンター利用入試の募集枠は一般的に1割と少なく、志願倍率も高くなりがちですが、利用大学、学部が増えているばかりでなく、募集回数も増えているので、目指す大学がセンター利用入試枠があれば、積極的にチャレンジすべきでしょう。
また、2009年度には、東京歯科大学、愛知医科大学、旭川大学など9つの私立大学13学部が新たに実施する事を明らかにしています。医歯・看護系も含まれていますので注目です。また、利用学部を追加する私立大学は、青山学院大学(2学部)、明治大学(1学部)、日本大学(1学部)、早稲田大学(1学部)、同志社大学(2学部)など、7大学9学部です。新設学部もありますので、要チェックです。

2008年3月 5日


























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