第1問 細 胞
配点:20点 目標時間:8分 難易度:やや易
出題内容
A 細胞小器官(易)
真核生物の細胞に関する基本的な知識問題である。
B 酵素、細胞膜の働き(標準)
問4では細胞膜の透過性などに関する正確な知識が問われた。②物質の取り込みや排出はともに能動輸送と受動輸送の両方が関与するので誤り。⑤ゾウリムシを低張液に移すと浸透圧調節に関与する収縮胞に入る水の量は増えるので誤り。④細尿管でのグルコースの再吸収は能動輸送である。⑥ナトリウムポンプは、濃度差に逆らってナトリウムイオンを細胞外に排出するのと同時にカリウムイオンを細胞内に取り込む。
第2問 生殖と発生
配点:20点 目標時間:12分 難易度:やや難
出題内容
A 花粉管の伸長(標準)
1998年度本試第1問と同じテーマの実験考察問題である。問1の③20%スクロース培地では、膨圧が発生しないので誤り。問2は花粉管の伸長速度を求める単純な計算問題である。単位換算(1mm=1000μm)ができるかがポイントである。
B ホヤの割球分離実験(やや難)
実験データを丁寧に読めばよいが、図もあるので解くのに時間がかかる。
第3問 遺 伝
配点:20点 目標時間:12分 難易度:標準
出題内容
A 補足遺伝子(易)
センター頻出の補足遺伝子に関する教科書レベルの問題である。
B 伴性遺伝と連鎖、組換え(標準)
伴性遺伝と連鎖、組換えを絡めた問題は、2002年度本試でも問われたことがある。今回はその時と比べると平易であるが、遺伝をしっかりと理解できていないとやや解きにくい。問5では、F1の雌で連鎖している遺伝子はAとb(aとB)であり、AとB(aとb)ではないことに注意する。また雄はY染色体に遺伝子が存在しないので、F2の雄はF1の雌に検定交雑を行っているのと同じである。
第4問 動物の脳と効果器、体液の循環
配点:20点 目標時間:10分 難易度:標準
出題内容
A 脳と筋肉(やや易)
脳と筋肉に関する知識問題である。選択肢にやや細かい知識が含まれており、誤っているものを選びにくいが、確実に正しいものが明らかなので、その視点から解く。
B 自律神経系と心臓の拍動、体液の循環(標準)
実験の結果から神経Xが副交感神経で、神経Yが交感神経である。「神経Yの働きを抑制すると拍動が遅くなった」=「神経Yが働くと拍動が速くなる」ことを読み取る。問4は自律神経の働きに関する知識問題である。②と⑥は立毛筋や汗腺に副交感神経が分布していないので誤りである。
第5問 植物の成長と環境要因
配点:20点 目標時間:12分 難易度:やや難
出題内容
A 光周性と花芽形成(やや難)
光周性と花芽形成に関する実験考察問題である。図1を正確に読み取る必要がある。問1は日付に子葉 の展開から開花までの期間を図から読んで、足せばよい。
B アベナテスト(やや難)
問4はオーキシン(IAA)に関する知識問題である。問5では③の「成長が抑制される」が誤り。IAAの濃度 が最適な濃度を超えて、屈曲角が小さくなったのは、成長量が小さくなっただけで抑制された訳ではない。
問6では表1は屈曲角のデータなので、これを使って図3からIAA濃度を求める。実験データが何について のものなのかに注意する。

2008年3月21日


























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