全国学力テスト、私立の参加が大幅ダウンのわけ
半数近くが不参加
4月22日に実施される「全国学力テスト」に参加する私立学校が昨年より59校減少し、参加率も61・2%から53・1%に下がることがわかった。
2回目となる来月のテストを児童・生徒に受験させるのは、国公私立の小学校2万1983校と、中学校1万706校の計3万2689校。このうち国立は全157校が参加し、公立は愛知県犬山市の小中学校14校を除く3万2060校。これに対し、私立の参加は472校にとどまり、前年の531校を大きく下回ることになった。
1.昨年テスト結果の公表が当初予定よりも大幅にずれ込み、テストを受けた子どもたちの指導に役立たなかった。
2.比較的簡単な問題が多いため、私立にとってはテストに参加するメリットがなかった。
3.全国一斉で1日をかける方法が「時間のムダ」であった。
といったことが参加校が減った理由のようである。東京は昨年も参加率が低く、私立中182校のうち、わずか32校であった。参加した学校の半数は大学の付属校だった。
毎年全員調査する必要はない
毎年悉皆調査(全員)することになっているが、各都道府県、各市区町村、各学校が、短期間の成果を追いかけ、長期的な学校づくりがおろそかにならないかという心配がある。そもそも現在の児童・生徒の学力特性、その推移は抽出調査で十分わかることである。悉皆調査は10年に一度、普段の年は抽出調査という考え方があってもいいのではないだろうか。77億円という巨額な経費は、結果の思わしくない県での少人数学級の実現などに使ってはどうだろう。そうした予算の使い方という点にこそ、調査結果を活かしてもらいたいと思うのである。

2008年4月 1日


























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