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校長インタビュー 論理的思考力を育てる中高一貫校 都立桜修館中等教育学校

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論理的に考え、課題を解決する力を


石坂 康倫先生[一貫校がわかる4]論理的思考力を育てる独自の教科。
文系、理系に関わらず全科目学ぶカリキュラム。
大学進学より先を見通した教育で
『学びの姿勢』を身につける。
目標は豊かな心を持った次代のリーダー。


都立桜修館中等教育学校
 校長 石坂 康倫先生


 世界の中の日本人としてのアイデンティティを持った、国際社会に貢献できるリーダを養うことを目標にした桜修館中等教育学校。開設準備から携わり、同校を牽引する石坂康倫校長先生と白倉昌裕副校長先生に学校の魅力を語っていただいた。

オリジナルの教科で論理的思考力を育てる

——指導目標として「論理的思考力の育成」を掲げていらっしゃいますね。

 「東京都の公立中高一貫教育校全体の目標は『日本人としてのアイデンティティを持ち、国際的視野を持つリーダーの育成』です。本校も、開校にあたり、『次代のリーダーの育成』を大きな目標と考えました。リーダーとなるには、コミュニケーションがしっかりとれる力が不可欠です。まず相手の考えや意見を聞いて、正しく理解することができるかどうか。そして、それに対して、きちんとした根拠のある自分の意見を持ち、それを分かりやすく相手に伝えることができるかどうか。そのためには、論理的な思考力が絶対必要だと考えたのです」

——なるほど。聞く力や表現力を身につけるためにも、論理的思考力が重要になってくるということですね。

 「そうです。将来どんな方面に進路を選んでも、論理的思考力が身についていれば、それが基盤となるのではないでしょうか。本校では特別に『国語で論理を学ぶ』という授業と『数学で論理を学ぶ』という授業を設定しているんですよ」

——それは、普通の国語や数学の授業とは違うのですか。

 「はい。別の時間として設定しています。数学はもともと論理的な科目ですが、中学校段階では、なかなかそこまで教え切る余裕がありません。そこで、『数学で論理を学ぶ』の授業では、あえて1年から数学の論理的な側面を意識し、強調した内容を扱っています。さまざまな素材を使って、多くの解法があることを実感させ、生徒一人ひとりの発想の豊かさを引き出します。また、『国語で論理を学ぶ』の授業では、相手の話を正確に聞き取ることを意識した問答ゲームや再話などの言語技術教育を取り入れて、論理とは何かを体験する学習をしたり、事実と意見の違いを明確にした文章の読み取りや表現を学習したりしています」

——それはおもしろそうですね。

 「子どもたちも、とても楽しみにしているようです。活発に意見が出ることもあって1時間の授業時間では足りないため、2時間続きの時間設定で国語と数学の授業を隔週で行っています。40人に2人の教員がつくチームティーチングで対応し、ひとつのユニットごとにレポートを作成させています。生徒の表現力は格段に向上していますね。論理の授業以外でも、その手ごたえを感じます。何よりも『聞く姿勢』がしっかり身についてきたのには驚きます」


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