お父さん、お母さんは我が子に「ふるさと」の話をしたことがおありでしょうか。近年の雑学ブームの中で、昨年は「県民性」や「昭和」に関する本や映画、テレビ番組が流行しました。入試問題においても、地理分野では都道府県ごとの特徴、歴史分野では高度経済成長期に関する出題が目立ちました。こういった問題は、家族団らんの場でお父さんやお母さんから聞いた「ふるさと」、つまり出身地や子どもの頃の話から発展した問題であるということができます。
市川中1回2問16は、県民性を表す言葉を答える問題です。「肥後もっこす」「いごっそう」「どさんこ」「じょっぱり」という言葉は、子どもの日常では使われない言葉です。試験会場でこれらの言葉を初めて目にした受験生も少なくなかったでしょうが、家庭での会話で耳にしたことがあると戸惑うことなく答えられたのではないでしょうか。
栄東中東大クラス選抜・の1問11は、ある県(岐阜県)が隣接しているすべての都道府県名を答える問題です。この問題では、受験生は問題文から県名をつかむこと、そして頭の中に正確な日本地図がイメージすることができなければなりません。大人から聞いた話を受けとめた後に、塾の授業やテキストから得た知識と結びつけることが求められていると言えます。
大人にとっては常識であっても、子どもには未知のことがらは、社会の入試では多く出題されます。博物館を見学したり、旅先で実際に体験したりすることによって興味を広げていくことも大切ですが、お父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんからいろいろな話を聞くだけでも子どもにとっては大きな知的刺激になります。ぜひ折に触れ「ふるさと」の話をしてあげてほしいと思います。
社会 「『ふるさと』を聞こう」の問題
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