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首都圏 公立高校一貫校 全13校 比較研究

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視点1/システム

中学で学年定員を満たす中等教育学校
中高で入試を実施する併設型

 入試方法[一貫校がわかる9]中高一貫6年制学校は、生徒募集の方法によって大きく2種類に分かれます。
 中学入学時に学年定員すべてを募集するのが「中等教育学校」です。6年間を完全に生徒の顔ぶれを固定して統一的に指導を進めていきます。まさに「一貫」教育と言えるのはこのやり方です。
 高校でも募集をして、少し生徒が増えるのが「中高併設型」と呼ばれる方式です。6年間一貫をベースとしながらも、高校入学者の追加によって一度刺激を与えることで、中だるみを防ぐ効果があります。


各校のシステム[一貫校がわかる2009年版] 当然、それぞれには弱点もあります。完全一貫型の場合は環境の変化の乏しさからくる途中段階での不活性化や飽き、併設型は高校入学者受け入れの際の混乱などです。伝統ある私立の名門校にも両方のタイプがあり、どちらがいいとはいえません。あくまで教育観の問題ということになります。なお、伊奈学園高校は総合学科のマンモス校ですが、内部進学生はその中の進学科に当たる人文、理数コースのどちらかに進むことになっています。また、市立浦和は内部進学生と高入生は最後まで別クラスで勉強します。


視点2/カリキュラム

前倒しが前提だが生徒を見ながら柔軟に

6年間のカリキュラム例[一貫校がわかる11] 6年間一貫教育の強みは、中高の接続部分の受験や重複学習によるロスがないことです。各校は、大目標の国公立大学入試での高い合格実績をめざして、私立中と同じスピード型のカリキュラムを志向しています。いちばん遠慮のないやり方は、最初の2年で中学、次の2年で高校範囲を習得し、残りの2年を学力深化と受験準備に当てる2−2−2型で、これは中等教育学校が多く採用しています。高校からの入学を受け入れる併設型の場合は、ややマイルドで進度差調整がし易い2−3−1型となっています。
 ただし、やはり公立学校なので、臆面もない高速カリキュラムを標榜するところはなく、旧課程の指導内容を復活させた少し速め程度にしておき、時間の余裕は後述する能力開発型のプログラムに使うといったスタイルが一般的です。
 また、いくらカリキュラムを精緻に練り上げても、実際に入ってきた生徒にとって適切かどうかはわからない部分もあります。最近では、予定は予定として、生徒の様子を見ながら対応するといった現実的な雰囲気が出てきました。一期生の成長とともに、カリキュラムが確定していくといったイメージでしょうか。どの学校でも、一期生は開校初年度の高倍率を突破してきているので、資質は高いはずです。そのせいか、思った以上に勉強の進みがいいと語る先生がたは少なくありません。



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