個性あふれる校風
私学には、「こんな教育を理想として学校を設立した」という建学の精神、それに基づく明確な教育方針があります。それは、学習指導から生活指導まであらゆる面に色濃く反映され、各校独自のスクールカラーを作り出しているのです。例えば、「質実剛健」「文武両道」といった校是から、「しつけ重視の教育」「宗教を基盤とした人間教育」「自主性を尊重する教育」といった教育理念まで、バラエティーに富んでいます。
その学校の校風を知れば、どこに重点を置いた指導をしているのかがわかるといっても過言ではありません。したがって、子どもにふさわしい学校、もしくは受けさせたい教育を選ぶことができるのです。
独自のカリキュラム
学習指導要領に規定された通りの教育が行われている公立とは異なり、私学はそれを尊重しながらも自校の教育内容について常に独自の改革と工夫を続け、各校それぞれのカリキュラムに反映されています。例えば、中高一貫校の場合は、高校入試を受ける必要はないので、そのための受験演習は要りません。そこから生み出された時間的なゆとりを利用して、高校の内容を先取りした教育を実施したり、行事やクラブ活動を充実させているのです。
どの私学も、6年間を通して効率のよいカリキュラムを採用しています。また、習熟度別、少人数制といった授業を早くから取り入れたり、先生方による手作りプリントを教材として使用する学校もあります。
学力に偏らない教育
私学は勉強一辺倒というイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、実際には知育・徳育・体育のバランスが取れた教育を実践しています。そして、円満な人格形成を図るために、多くの私学では生徒にクラブ活動への参加を積極的に奨励しているのです。また、学校行事も同様です。生徒が主体となって運営している代表的な例として、開成の運動会や麻布の文化祭が挙げられます。ほかの学校も、海外への修学旅行や伝統的な学校行事、海浜学校など、さまざまな行事を実施しているのです。また、クラブ活動の指導者や施設に恵まれているところも多く、全国大会の常連校が数多くあります。
このように、それぞれ実践の方法はさまざまですが、行事やクラブ活動を充実させ、社会性や心の豊かさを育んでいるのです。こういった中身の濃い学校生活は、私立中高一貫校ならではの、ゆとりのある教育に支えられているといえるでしょう。

2008年2月 1日


























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