視点を変え、「サンデーショック」から「サンデーチャンス」へ。
2月1日が日曜日に当たる年は、2月1日に入試を行っていたプロテスタント校の多くが入試日を2日に移動させるため、例年とはまったく異なる入試状況になる。そのため、女子校を中心に、入試日程をどうするか、合格発表数をどうするか……など、苦慮する学校が多数生まれる。そのことを称して「サンデーショック」といってきた。一部では「ミッションショック」という言い方もされる。
が、このことは学校にとっては「ショック」でも、受験生にとっては例年だと併願できなかった学校が併願できるので(桜蔭―女子学院、雙葉―フェリス女学院といったパターン)、「チャンス」ということがいえる。そこで「サンデーショック」に替わって「サンデーチャンス」と表現するケースが今年は広がりだした。この3月に3大受験情報誌の編集長が集まった安田教育研究所のセミナーでも「サンデーチャンス」という表現が共感を得ていたので、今後は「サンデーチャンス」が市民権を得るのではないだろうか。
プロテスタント校=移動ではない
プロテスタント校はみな動くと思っている方が多いが、プロテスタント(主義)の学校でも、聖学院(同じ学校法人の女子聖学院は動く)、鴎友学園女子、香蘭女学校(同じ宗派の立教女学院は動く)、頌栄女子学院、普連土学園、桜美林、玉川学園、アレセイア湘南は動かない方向と、プロテスタント校が必ず動くというわけではない。このほかの啓明学園、関東学院、関東学院六浦、横須賀学院などは原稿段階では未定。
一方、横浜雙葉はカトリック校なので動かす必然性はないのだが、フェリス女学院と併願する受験生が増えることを嫌って、2日に動く。現段階では未定だが、同じくカトリックの清泉女学院も従来どおりだと2日に動く。逆に鎌倉女学院、湘南白百合学園が1日に動くのは、フェリス女学院、横浜雙葉、横浜共立学園、捜真女学校と4校も2日に入ってくるため2日のままだと競合して高い学力の生徒を取れなくなるためである。
このように、単に宗教的な事情だけでなく、学力の高い生徒を取るという入試事情から動くわけである。このほかにも無宗教の2日校が幾つも1日にも参入するのは、学校が増える2日では学力の高い生徒を大勢取ることは難しいからに他ならない。
このように2009年入試は2008年入試とは異なる状況になる。秋以降各校の動向をよく読んで判断していただきたい。

2008年5月 9日



























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