公立志向の延長
2008年も3校が共学化した。明治大学付属明治、鶴見大学附属(旧鶴見大学附属鶴見女子)、山村学園(旧山村女子)である。その結果、ついに東京でも男子校数+女子校数<共学校数となった。
高校募集している学校について2008年4月時点の校数を上げてみると、
| 東京 | 神奈川 | 千葉 | 埼玉 | |
| 男子募集校 | 34 | 7 | 0 | 6 |
| 女子募集校 | 61 | 15 | 8 | 4 |
| 共学募集校 | 97 | 32 | 46 | 36 |
| 合 計 | 192 | 54 | 54 | 46 |
千葉・埼玉はもともと共学校が圧倒的に多かったのであるが、別学校が多かった東京でも2001年以降だけでも実に27校が共学化している。女子校からの共学化の方が多いイメージがあるが、男子校からが15校、女子校からが12校と、男子校の共学化の方が多くなっている。
中学受験と違って、本人が学校を選ぶので、どうしても異性がいた方が「楽しそう」ということで共学志向になる。またどの都県でも中学3年生の70%~80%が公立高校志望なので、併願する私立高校も共学校となりやすい。共学校が男子校・女子校に転換したケースはないから、この流れは今後も止まりそうにない。
別学の意義にも関心を向けたい
先日、ある女子大の先生とお話した。そのときの先生の話の中にこんな話があった。
大学で学生に何か決めさせようとしたとき、共学校の出身者は男子生徒が動くことに慣れていたせいか、自分たちから行動を起こすことをなかなかしない。それに対して付属の女子校上がりは何でも自分たちでしなければならなかったので、役割分担などもさっさと決めて動き出す。
これなどは女子校で育ったことのよさを端的に示すエピソードではないだろうか。全体の共学人気から深く考えずに選ぶのではなく、わが子だったら共学・別学どちらの方が伸びそうか、そうした観点から考える必要があるのではないだろうか。

2008年5月28日



























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