「国公立・早慶上智50%、GIMARCH100%の進学率」
数年前から、マニュフェストを掲げる学校が多くなった。新設校や大胆に学校を模様替えしようという学校が、今現在大学合格実績がないことをこうした「目標値」で代理表現しているわけである。いわば白紙の状態であるから、思い切った数字を掲げられる。中途半端に大学合格実績が出ている学校の場合にはこうはいかない。
先にライバル校が40%と打ち出せば、いきおい後発校は50%とさらに上を打ち出さざるをえない。こうしてマニュフェストはどんどんエスカレートする一方だ。
保護者はこれを「期待値」とみなし、実際派手なマニュフェストの学校に大勢の応募者が集まったりする。だから学校はマニュフェストを掲げざるをえないという循環に入っているのが目下の状況である。
根拠のある数字か、ない数字か
私などは長年大学受験のデータを扱ってきたから、「国公立・早慶上智50%、GIMARCH100%の進学率」はありえないことがわかっている。が、保護者は単純に「目標は高ければ高いほどいい」と考えているようだ。
が、きちんと見てほしいのは、期待する数字そのものではなく(数字は先にも言ったようにいくらでも作れる)、それを達成するために、どのような取り組みを学校が考え、用意しているかだ。このことまでしっかり見て選んでほしい。
もうひとつ大切なことは、生徒の実態に合っているかどうかということ。ハードなカリキュラム、レベルの高い教材を並べることは机上プランでいくらでも可能だ。いくら立派なものでも、「画に描いた餅」では意味がない。わが子の学力も客観的に見つめながらこうしたマニュフェストを見ていただきたいものである。

2008年6月 5日



























![親としての[よのなか]科](/img/bnr/life/life_143s.jpg)
















はじめての方

