文化祭や体育祭は、生徒が主体となって準備・運営する、いわば“生徒が主役”の行事です。学校によってばらつきはありますが、春に文化祭、秋に体育祭を実施する学校と、春に体育祭、秋に文化祭を開く学校の2通りが多いようです。
また、文化祭と体育祭は受験生にとって、在校生の活躍を間近で見る、最もよい機会なのです。ハツラツとした在校生の姿を見たことが、志望校選びの決め手になるケースも意外と多いようです。
入試を受けようと考えているところの文化祭や体育祭には、ぜひ親子そろって見学に行ってみましょう。ただし、なかには非公開の学校もありますので、問い合わせが必要です。
文化祭の主役級の催しといえば、模擬店やステージパフォーマンス、公演が挙げられます。その他にも体験コーナーや文化系クラブによる作品展示、研究発表など、趣向を凝らしたものが見られます。もちろん、こういった催しを通して、生徒と直接話をしたり、間近で接することができるのです。これが、文化祭に出かける利点です。
そして、どんなことに関心を抱いている生徒が多いのか、生徒同士の接し方、教育理念はどの程度生徒に浸透しているのかを知ることができるでしょう。
また、文化祭は、教室から体育館まで、校舎全体を使用して行われます。したがって、施設や設備のチェックも可能なのです。単に「新しい」「豪華」といった外観ばかりに気を取られずに、古くても清潔感があるか、備わっている設備は頻繁に使われているかなど、一歩踏み込んだチェックをしてみましょう。見た目は非常に立派でも形骸化してしまっている設備や、あまり使用されない施設などは、あっても意味がありません。
なお、文化祭の見学にはチケットが必要な学校もあります。事前に確認しておくようにしましょう。
体育祭は、全校生徒がいくつかのチームに分かれ、徒競走や騎馬戦など、いろいろな競技に挑みます。とくに長い年月にわたって実施されてきた伝統の種目は、受験生ならずとも見ものです。生徒たちの意気込みや盛り上がりが違います。その他、手作りの衣装を着て踊りを披露したり、応援合戦などといったユニークなパフォーマンスをする学校もあります。
しかし、このようなパフォーマンスがあるといっても、体育祭は基本的に、在校生とその父母のものという性質があります。したがって、非公開としている学校も少なくありません。また、自分たちの行事と考えるからこそ、より普段の学校生活に近い、飾らない生徒の姿もあるのです。実際の先輩と後輩の関係や接し方、生徒同士の結束力などを見ることもできます。
体育祭は、市民体育館やグラウンドなど、学校以外の場所で行われるケースもあります。
入学相談コーナー
多くの学校では、文化祭の期間中に入試相談コーナーが設けられます。これは、学校生活の疑問や受験についての相談を、入試担当の教員が答えてくれるものです。入試のための準備や対策など、気軽にどんどん聞いておきましょう。なかには、教員の代わりに生徒が相談に応じる学校も見られます。その場合は、在校生ならではの、学校生活の本音が聞けるかもしれません。それに、実際に入試を受けた先輩としての、的確なアドバイスも期待できます。
入試相談コーナーは、文化祭の開催が2日間だったとしても、1日のみの設置ということもあります。時間を限定している学校もありますので、あらかじめ確認しておきましょう。

2008年1月24日


























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