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第15回 様変わりした神奈川の県立高校

様変わりした神奈川の県立高校 

「学力向上進学重点校」が牽引役

かつては首都圏においても公立高校が大学受験地図の主役であった。
それが高校受験競争の緩和を目指した教育政策(学区の縮小、「総合選抜制度」の導入など)によって、その座を私立の中高一貫校に奪われてずいぶん長い年月が経つ。


4都県のなかでは埼玉・千葉はそれでも浦和高校・千葉高校という看板が残ったので、県民の間における公立高校のイメージダウンは東京・神奈川ほどひどくはなかった。
東京は公立高校の復権を目指した「進学指導重点校」指定(2001年)以降の入学生がすでに卒業して難関大学合格実績が向上しているのに対し、神奈川が最も立ち遅れた状況にあった。


その神奈川が2007年に遅ればせながら「学力向上進学重点校」指定を行い(横浜翠嵐、光陵、柏陽、横浜国際、多摩、横須賀、鎌倉、湘南、平塚江南、小田原の10校)、「公立高校における進学校」の水脈を再びよみがえらせようとしている。


この夏、その「学力向上進学重点校」10校の合同説明会があったのでのぞいてきた。
昨年は指定直後だったこともあり、土曜講習、外部模試、全国の進学校との比較などは学校によっては取り組んでいないところもあったが、今年はほぼ全校が「学力向上」「進学実績向上」のための各種取り組みを行っていた。

「枯渇した神奈川の水脈・私たちは井戸を掘る」という決意表明は、これまでの神奈川の公立高校にはなかった姿勢である。こうした10校の工夫・改善が他の県立高校にも広がれば、神奈川の公立高校もよみがえる可能性があるだろう。


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